真珠について

真珠が消費者に届くまでの流通経路



品質についての知識

海の中で長い時間をかけて育まれる真珠。生物(真珠貝)がつくるものですから、多少のキズや変形があっても当然です。しかし、より良いものを手に入れるには、品質についての知識を持つことも大切です。


品質を決める7つのポイント

(1)巻き 核のまわりの真珠層が輝きの秘密、薄いと深くて強い輝きが得られません。
(2)キズ 真珠層が厚くなれば、キズの少ない真珠は希少になります。キズの大きさ、深さ、場所、数などによって減点されますが、多少のキズは本物の証拠と考えてあまり気にする必要はないでしょう。
(3)色 真珠の色は微妙で複雑ですが、肌の色などに合わせて好みで選びましょう。光線の強さや種類によって微妙に色が変わりますから、なるべく光源を替えて見てみましょう。
(4)テリ(輝き) 白くぼんやりした光沢のものより、底光りのする強い輝きを持つものが良品です。 真珠層が厚く、その構造が整然としており、表面が緻密でなめらかだとテリが良くなります。
(5)形 巻きの厚い完全に丸いもの(ラウンド)は少なく高価です。しかし、調和のとれたドロップ(しずく型)や、ゆがんだバロックなどもデザイン次第で個性あるジュエリーになります。
(6)大きさ 直径を測ったサイズがミリ(mm)で表示されます。上記1~5の品質が同じレベルであれば、大きい方が高価になります。大きさを決める最大の要因は核の大きさ。 巻きの薄い大玉よりも小さくても巻きが良くテリの良い真珠の方が高価になります。
(7)連相 ネックレスの珠のそろい方のことで、良いネックレスは珠の品質がよくそろっています。